知らなかった。さらっと終了してたんですね「Yahoo!ビジネスエクスプレス」「Yahoo!カテゴリ」サービス。
昔、といっても十数年前、ネット検索にはディレクトリ型検索と、ロボット検索てのがありました。ディレクトリ型検索は人の審査によってカテゴリ分けされたディレクトリ(ジャンル毎にカテゴリー分けされたサイトの集合体)から検索され、ロボット型検索は今と同じクローラーがデータを集めてその中から検索されていました。まだ今ほどクローラーの情報収集の精度が高くなかったので、人の手によって審査されたサイトから検索されるディレクトリ型検索の方が信頼性が高いといわれ、そのディレクトリに登録されることが検索エンジン対策には必須といわれていました。
今はGoogleもYahoo!も基本的に同じ検索エンジンを使用していますが、当時はそれぞれが別の検索エンジンを使用していました。また別々のディレクトリ型検索用のディレクトリをもっていました。
Yahoo!が、「Yahoo!カテゴリー」、Googleが、「Googleディレクトリ(DMOZ)」でした。
「Yahoo!カテゴリー」は当初、Yahoo!が独自にディレクトリに掲載するに値するサイトを見つけ出しカテゴリー登録していましたが、「Yahoo!カテゴリー」に登録されることが検索対策になることがわかると掲載希望サイトが増加し、掲載希望者に「Yahoo!ビジネスエクスプレス」というディレクトリ登録の審査サービスを開始しました。その価格は52,500円〜!当時開業したばかりの自分にとってはネットへの登録にこの価格はかなり高額に感じました。しかもこの価格はあくまでも掲載審査料という名目で掲載が保証される訳ではなく、もし審査が通らなかったら1度だけ再審査が可というもの。かなり不安でしたが、なんのコネもなかった自分はネット以外の集客方法が思いつかず、思い切って申し込んだのを憶えています。
一方Googleのディレクトリ型検索エンジンは、「DMOZ(ディーモズ)」というディレクトリサービスを利用していました。こちらの方はボランティア・エディタで運営され、有料の登録サービスなどはありませんでした。登録を申請しても数ヶ月放置は当たり前。それでも半年ごとに修正を重ねて何度も申請したのを憶えています。あまりにも登録されず、登録したいカテゴリーでボランティアエディタを募集してたので応募して自分で…なんて黒い心が芽生えたくらいです。
それだけにDMOZに登録された時は本気で嬉しかったです。今考えると完全に目的と手段が入れ替わってた気もしますが。
調べたらDMOZもサービスを停止してるんですね(2017年3月)
いやぁ、なんか懐かしい。
当時は「Yahoo!儲けるなぁ。」としか思いませんでしたが、やがてYahoo!もGoogleの検索エンジンを使用するようになり、ロボット検索に完全に切り替わり、「Yahoo!カテゴリ」も「DMOZ」も存在意義が薄れてきました。それでも「Yahoo!カテゴリー」は有料サービスだったので残す選択肢もあるかと思うのですが、終了するということは完全にレガシーデータ化してしまったというコトでしょうね。
なんか必死にチマチマ検索エンジン対策やってたのが懐かしいです。あの審査料の元は取れたのかな?とか思いますけど、なんとか生き残ってるので多分元は取れたのだと思います。
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