サイトを利用しているユーザの環境(PC、モバイル、タブレットの機器や、ブロードバンド回線などの状況など)がどのようなものであれ、全てのユーザに核となる情報・コンテンツは適切に伝える。という、Web開発の開発理念です。
最近のサイトは、Ajaxや動画の浸透などもあり、様々な動きやちょっとした驚きや楽しみを感じさせる仕掛けを組み込んだサイトが増えています。こういった仕掛けはあくまでも情報を効率的に伝える為の補助の役割をするもので、たとえこれらの仕掛けが無くても、伝えたい情報がユーザの環境に関係なくちゃんと伝わるような作り方をしましょうという、考え方です。
サイトを発注するお客さん側でどのように影響してくるかというと、お客さんの環境で見たサイトとまったく同じように全てユーザさんにも見えている訳ではないということです。
回線がプアな環境ではそれなりに、古いブラウザ環境でもそれなりの見栄えになることがあります。
例えそういった環境でも、伝えなければいけない情報は確実に表示されていれば、情報の発信者側(お客さん)の意図はちゃんと伝わっています、見栄えが違うのは製作者側の手落ちではないですよ!
と、いう、製作者側にはかなり都合のいい開発理念なんですが、実際にはできるだけ多くの環境で同じように見えるように四苦八苦しています。理念を優先してお仕事できたら楽なんですけどね。
- 2013/3/2